2023/10/31 10:54
「愛犬シーザーとの思い出」に書いたように我が家には1匹のウイルッシュコーギーがいました。
ところで私は学生時代から天然物を専攻し、天然物を専門として、携わってきました。
広島県に湯崎知事が登場し、広島のレモンとして、レモンを売り出し始めました。「レモンの中の捨てられてる有効成分」何とか利用できないかな!・・・年老いてきた愛犬 元気にできないかな・・・。
ある日ミンチにした鳥ささ身、乾燥した柑橘の果皮部分、小麦粉をクッキーみたいにオーブンで焼いて、愛犬シーザーに食べさせました。よく食べるのです(驚き)柑橘類は犬や猫の忌避剤に使われてるんです。
そしてここから フラボノキューブの開発が始まったのです。
実際の第一歩は広島レモンですが、その前にオレンジ油に関する研究があります。
オレンジを絞って、オレンジジュースを作る工程で、オレンジ油(リモネン)が副生します。オレンジの生産量はブラジルが世界一で日本の生産量の3,000倍くらいあり、スケールが違います。現地で生産されたオレンジジュースは濃縮されて、2万トンスケールのタンクで凍結して保存されていて、必要に応じタンカーで世界各地に輸出されています。
機能性成分としてのブラボノイドは上記柑橘の断面図に示すアルべトに多く含まれています。もちろんオレンジ絞り滓にもフラボノイドは含まれています。
残念ですが、日本には輸入されていないので、国産の柑橘(レモン、ミカン)を利用しなければならないのです。

ブラジルで生産されたオレンジの皮より生産されたオレンジピールペレットです。
現在はブラジルよりヨーロッパに輸出されています。
フラボノキューブ用原料として使用できないか、入手し分析しました。高温でペレット加工されている為、目的の機能性物質(フラボノイド)の含有量は少なくなっていました。又継続入手は困難です。したがって フラボノキューブ15、フラボノジャーキー5には 国産のレモンやミカンの皮を乾燥し粉砕したものを使用しています。


たわわに実る瀬戸内レモンとレモン果皮粉末です。
レモン果皮粉末にはフラボノイドが多く含まれています。フラボノイドはポリフェノールの一種ですので、フードの酸化防止や体内の組織の酸化防止に役立ち癌の予防にもなります。
食事が脳卒中の発症や高血圧にどのように関係しているか、実生活上、又臨床上重要です。
これまでの研究で、クロレラは既に血圧を降下させることは知られていますが、他の植物にも血圧降下作用があることも報告されています。
植物としては野菜類、果実類、きのこ類、他60種をテストし、一番効果の大きかったグループはミカンの皮、トマトの葉などで、次にレタス、セロリの茎、ニラなどがあります。 その他 トマトの実、ミカンの実、セロリの葉も幾分血圧降下作用があります。
そこで柑橘の種類で温州ミカン、レモン,文旦、ユズ,キンカン、ハッサク、バレンシヤオレンジ、等13種を調査し血圧降下作用の大きかったものは温州ミカン、レモンがトップ位にあります。 これらに含まれる機能性成分はフラボノイド(ポリフェノール)類で成分はヘスペリジン、ナリゲニン、ケルセチン等が含まれています。

マコちゃん何が欲しいの?マコちゃんはフラボノキューブ15が大好きです。
レモンに含まれるフラッボノイドの力、抗酸化について。
フラボノイドはポリフェノールですので抗酸化力があります。抗酸化作用は活性酸素から体を守るための作用です。 体の酸化が原因で老化や癌、そして糖尿病、高脂血症、肝臓の機能低下等の生活習慣病になります。

先日テレビで認知症についての報道がありました。予防方法に①食物②適当の運動③睡眠等を掲げられていました。 特に食べ物についてはポンカンのような果物、カレー料理が効果的のようです。ポンカンにはノビレチン(フラッボノイド)、カレーにはウコンが使用されクルクミン(フラボノイド)が含まれています。一般にこれらは広義にはポリフェノールです。これらの物質は認知症の誘因物質として、考えられている アミロイドβ の生成を抑制すると言われています。
癌の免疫療法は第4のがん治療として脚光を浴びていましたが、そのメカニズムを明らかにされたものです。
テレビ報道アサチャンでも、秋玉ねぎが血管を柔らかくして脳梗塞、心筋梗塞予防になると医学博士が言っていました。
玉ねぎの機能性成分はケルセチン(フラボノイド)です。
ケルセチンは抗酸化力があり、体内組織の酸化抑制があり抗癌作用もあります。
ケルセチンは玉ねぎに一番多く含まれていますが、ブロッコリー、リンゴ、レモンなどに含まれています。
ドッグフード:フラボノキューブ15やフラボノジャーキー5にはレモン果皮粉末を配合していますので、ケルセチンの効果で抗癌作用が期待できます。 しかしドッグフードには玉ねぎは配合してはいけません。玉ねぎの犬に対する問題成分:アリルプロピルジスルフィド が犬の赤血球に反応し溶結性貧血、血色素尿症になります。